末期癌と闘われる方々への
希望や勇気となりますように

難病末期癌からの生還~タイトル画像小

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闘病記ページ④

ステージ4末期癌・完全消滅の奇跡

末期癌完治の奇跡区切り線

 

癌細胞が棲み難い身体を取り戻す
病院では定期的に検査が繰り返し行われ「検査だけで疲れ果ててしまう」と父はいつも言っていました。大学病院なので病棟は広く、患者の数も非常に多いので、色々な検査をしようと思うとかなりの移動と時間が必要でした。
 
そんな中、そもそも父は好き嫌いが非常に激しく、普段から牛肉、マグロ、豆腐、卵料理、きつねうどん、野菜では白菜やキャベツ、キュウリ、大根、トマト辺りの小さな子供でも嫌わずに食べる色の薄い野菜くらいしか口にせずで、病院でもし好き嫌いを言い出し、十分な食事を摂らなかったら栄養バランス面や体力面でどうなるのかと非常に心配をしていました。
 
サプリメントのビタミン剤なども用意しましたが、調べて見ると市販のビタミン剤などは食事を摂った上で足りない栄養素を補うものであり、食事を疎かにしてビタミン剤で一日分の栄養を取るものではないとの事で、下手にビタミン剤を父に渡すと父の好き嫌いを助長させる可能性があると判断して、ビタミン剤は私が飲むようにしました。代わりに、食事代わりとしても使用できて栄養バランスにも非常に優れた植物発酵の医療補助用酵素を手渡し、どうしても病院食が思うように食べれない場合は、それをしっかりと多めに飲んでもらうように言ってありました。
 
※医療補助用酵素は50数種類の植物原料<果実類・野菜類・穀類・海藻類・種子類等>を使い、微生物の酵素の働きを活かした発酵技術で5年以上も発酵・熟成させ、患者さんがスムースに吸収出来るよう超低分子化させた医療機関向けに特別に作られているもの。栄養バランスが良く栄養価も非常に高く、患者さんの体力回復に役立つ。また体内の様々な不足する酵素を十分に補うことで、体の機能が正常に機能するようになる 。
 
病院食イメージ
しかし父は毎日「病院食は薄味で本当に美味しくない」と病院へ文句ばかりを言いながらも、自分なりに体力面と栄養面に気を使い、好き嫌い言わずしっかりと食べて栄養を身に着ける努力をしていました。医療補助用酵素も真面目に飲むようにしていました。

 
医師や看護婦は、病院食以外は例え菓子パン1個でも饅頭1個でも栄養管理出来なくなるから勝手に食べないように言っていましたが、私は父に「好きなものを好きなだけ食べれば良いと思う」「但し、ジャンクフードや加工食品は避けて、食べ過ぎは絶対に良くないので腹6分目で止めるように」と言ってありました。父は焼肉やステーキが昔から好きだったので「食べたくなるという事は身体が欲しがっているのだから、赤身の肉なら焼肉でもステーキでも食べに出かけて良いよ」と私は言ってありました。実際、何度か病室を抜け出して食べに出掛けていたようです。
 
焼肉イメージ
栄養バランスの取れた食事は健康を維持するために絶対に必要なので、普段の生活の上で「食養生」は正しい考え方だと私も思います。食養生の中で「肉がダメ」「糖がダメ」など説明に納得できるものは多くあります。

 
しかしこれから厳しい末期癌治療を行う段階にいる患者にとって今大切なことは、何よりもとにかく体力を維持して可能な限り癌と闘える身体を作る事です。BMI値が高いとか、内臓脂肪レベルが高いとか、そんな健康な人が気にする事は気にせず、糖質カットや脂肪分カットなどは今実践している場合ではないと私は考えました。
 
確かに癌細胞は細胞分裂するために莫大な量の「糖」をエネルギーにしていますので、その癌細胞への「糖」を断ち切るために「糖」を全く摂らないようにすれば癌の増殖が鈍るという理論は凄く分かり易いです。しかし「糖」を全く摂らない事で癌が弱るのかも知れないですが、それで体力が落ちて身体そのものがやせ細って弱まってしまっては結果的に癌には絶対勝てないです。
  私はそういう考えで「カロリーだけのジャンクフードは避けて、栄養のあるものなら好きなものを好きなだけ積極的に食べてよい(但し、腹6分目厳守)」と父には伝えていました。
 
飲料水イメージ
あと、体内で役目を終えた抗がん剤は強烈な活性酸素を産み出すだけなので、少しでも早く体外へ出すために「水を一日2リットル」は飲むように父には言ってありました。

父は「人間、冬にそんな水ばかりがぶがぶ飲めるか!」とブリブリ怒っていましたが、しかしちゃんと説明すれば毎日飲むように努力をしていました。
 
ちなみに父に飲んでもらっていた水は、自宅に取り付けた「超自然活水器」と呼ばれる活水器を通した水です。特殊なセラミックに転写した太古の水と同じ周波数を覚えた「蘇生型構造水」というエネルギーを持った水を、毎日母がペットボトルに詰めて自宅から病室へ運んでいました。身体の大部分は「水」なので、良い水の摂取も細胞が正しく機能するために非常に重要なんだろうと私は思います。
 
体力維持のためには、病棟外にある喫煙所までタバコを吸いに行くのに、エレベータを使わず階段を使って上り、父は父なりに体が衰えないよう必死に努力をしていました。入院してからも1日1箱ペースでタバコ(ピース)を吸い続けていた父は、1日20回近く病棟の6階まで階段を上っていた事になります。それ以外にも、病棟内、病院内を歩き回っていたので、普通の入院患者のように足の筋肉が落ちていくことはなかったです。この機会にタバコも止められたら良かったのですが・・・説得しましたが無理でした。
 
また、ストレスが体に良くない事を父や母に説明してあったので、時には見舞いに来た母と病室を抜け出し駅前で買い物したり好きなものを食べたりしながら、自由気ままに気晴らしもしていたようです。勿論、主治医や看護婦から「ここはリゾートホテルじゃない!あまりにも自由気まますぎる!」と注意され怒られることも多々ありましたが。
 
病室テレビイメージ
さらにストレス排除では、私たち家族は父にベッドの上での不安で苦痛な時間を忘れてもらうために病室へテレビとビデオデッキを持ち込んで、父の好きな戦争ものやアクションものの映画を観せてはベッド上が退屈な時間にならないよう、色々不安で嫌な事を少しでも考えないで済むよう、可能な限りストレスを抱えないで済むよう努力をしました。

 
父が飲む水は、母が2リットルペットボトル2本(重さ4kg)に超自然活水器の水を入れて寒い中バスに揺られながら毎日毎日病室まで届けていましたが、いつも母のそういう献身的な姿勢に入院中の父は珍しく感謝をしていました。感謝の気持ちを持つことはパワーや癒しになったはずです。
 
家族皆が見舞いに行けば、大笑いするような笑い話をしたり、病状についても前向きな話で励まし、私とはゴルフを一緒にする夢とか、退院後に父の愛車を買い替える話とか、何年先の事か分からないですが私の妹の結婚式でバージンロードを一緒に歩き、元気なスピーチをする夢などを持たせたりとか、とにかく父本人が前向きな気持ちになれるよう最大限の努力をしました。見舞いに来て下さる方々にもそのスタンスで、楽しく励まして貰えるように事前にお願いをしました。
 
勿論、見舞いに来て下さる方々には本当の病状や余命を伝えてありましたので、あと1か月ほどで父は声と舌を手術で失って話せなくなり、延命できても数カ月後にはお別れなんだと内心思いながら、最後の会話をしに来て下さっていたはずなんですが、皆さん本当に父が少しでも前向きになるように楽しい話で励まして下さいました。
 
父に「絶対に治る」というイメージをしっかりと持ってもらう事は、免疫力を高めるのと同じくらい私の中ではとても大事な事でしたから、特に力を入れて父には色々と話をしました。
 
快復イメージ

医療機関向け免疫賦活物質の服用による免疫力・自然治癒力強化で、体内の免疫細胞が元気になり、癌細胞を一つずつ破壊して行くメカニズムなども常々分かり易く説明して、無理やり父に飲ませなくても自ら飲むようになるよう仕向けていました。当時メーカーよりお借りしていた免疫細胞の働きが分かるビデオや学会発表の難しい資料などを見せたりして、父にもそれなりに勉強をしてもらいました。それもあってか、父がますます「自分だけは必ず治る」と思い込むようになって、とても前向きな気持ちでいてくれました。
 
実際、免疫力を高める免疫賦活物質BRMを飲んでいるお陰で、主治医が想定していた抗がん剤の副作用がほとんど出なかったりとか、血液データが悪くならず良い状態を保っているだとか、同じ治療をする同室の患者仲間と比べて自分の状況だけがまるで違うと感じた事で、父は「自分は治る!」と確信へと自然と変わって行ったようです。
 
本物の免疫賦活物質BRMを選択し、治るという確信を患者本人が持つ事が出来れば、普通「奇跡」と言われるような事が実際に起きてしまう、そんな凄い事例の一つが私たち家族に起きようとしていました。
 
 

 

末期癌消滅イメージ
入院から僅か3ヶ月ほどで「末期癌(がん)がキレイに消えたようだ」との報告を病院から受けた私は本当に信じられませんでした。

 
抗癌剤治療終盤だった1か月前の血液検査では、主治医と会った際に「抗がん剤をしている割に白血球の値がなぜ悪くなっていないのか理由はよく分からないが、腫瘍マーカー値はまだまだ悪い」と主治医は言っていたと母から聞いていました。抗がん剤が本当に薄い?のか、全く作用もなければ副作用もないという事なのか、それとも、抗がん剤に効果はないけれど免疫賦活物質BRMのお陰で白血球値が悪くなっていないという状況なのか、素人の私にはよく分かりませんでした。
 
また、その頃の触診では「喉の腫瘍は少し小さくなっている気がする」と主治医は言っていたそうですが、父本人や毎日見舞いに行って父の様子を見ている母は「抗がん剤をしても、見た目の喉の腫瘍の大きさに変化は見られない」とずっと言っていて、母は「主治医は治療を正当化したいがために抗がん剤に効果があったと言いたいのだろう」とそう私に言っていました。
 
その時点で主治医の触診結果通り本当に父の癌が縮小していたのかどうかは分かりませんが、少なくとも毎日触って確かめている父本人や、毎日見た目の大きさを気にしている母が変化を感じていなかったのは事実で、おそらく1ヶ月前の時点(抗がん剤治療2クール終了時点)では大して大きさは変わっていなかったのだと思います。
 
それだけに私は、今回病院からの連絡で「末期癌が完全に消えたようだ」なんて聞かされても、はじめは正直言って悪趣味な冗談か検査ミスだと思ったくらいです。1か月前の癌の大きさは、父も母もほぼ変わっていないと言っていたわけですし、確かにその後の1か月間で父も母も喉のしこりが分からなくなって来ているとは言っていましたが、そんな1か月間であれだけの大きさの癌が一気に萎むなんてあるはずもないと思っていました。
  
私と同じく、やはり主治医も担当教授もさすがに検査ミスを疑っていたようで、父はその後も何度も何度も、1か月間に渡り色々な検査を受けさせられていました。
 

しかしどの検査でも癌細胞は全く見つからず、最終的に入院から約4か月後の時に「末期癌が完全に消滅した」と病院が判断をしました。 この時の喜びは本当に最高のものでした。父を含め、家族全員が久々に本物の笑顔を見せました。
 
抗がん剤治療1ヶ月後の血液検査で白血球値が悪くなかったこと、触診で喉の腫瘍が少し小さくなっていたのは間違いではなく、その時には免疫賦活物質BRMの効果が現れつつあったのだとその時に気づきました!

 
家族全員と父親が病院へ集まり、主治医より現在の状況について説明がありました。主治医や担当の教授もこの結果に本当に驚かれていました。この4ヶ月間、父には主治医や看護婦にバレないよう免疫療法に取り組んでもらい、免疫力を高める物質を隠れて飲むように言ってありましたが、父は彼方此方で色々な入院仲間に「この免疫力を高める物質は米国UCLAで研究されている免疫療法で、アメリカの医療機関で使われているヤツなんやで!」と父は言い回っていたようで、それを聞いた方々が「自分もそれを飲みたい!」と病院側に問い合わせして、父が服用していることは早い段階から主治医の耳に入り完全にバレていたようです。
 
なので私は今回のこの奇跡的な父の完治について、主治医も免疫療法(免疫賦活物質BRM)のお陰も大いにあるとの認識になっているのかと思っていましたが、驚くことに全く違う認識のようでした。あくまでも病院治療の「抗がん剤が効いた」との認識でした。
 
しかし色々な状況を見てどう考えても「病院治療(抗がん剤)だけで、これだけの結果は出ていない!」と言うことだけは断言できると私は思います。
 
なぜなら、主治医は抗がん剤に対し「統計学的に見て、お父さんに宿っている癌細胞の種類と進行状況・大きさ・悪性度からして、中咽頭部や舌部の末期癌を抗がん剤投与ではほとんど小さくすることは出来ないでしょう。その部分の癌の進行を止めれたら大万歳です。狙いはそちらではなく、リンパ節に転移をしてしまっているのでそちらをターゲットにして全身転移を食い止めるためのものです。」と断言していたからです。全身転移を確認した時点で病院は手術をしない方針に切り替えるため(全身転移をしてしまうとモグラ叩きのように彼方此方で大きくなった癌の手術を繰り返す事になるため)、手術をするために病院側も何とか全身転移だけは食い止めたかったのだと思います。
 
そんな限定的な効果を狙ったに過ぎない抗がん剤であったにも関わらず、結果的にはあれだけ大きかった末期癌が一気に消えてしまったわけですし、副作用の少なさ、血液データの回復の速さなど、主治医にとっても説明がつかない事が多々あり、予測できない出来事だったようです。担当教授も本当に驚いていました。
 
 

 

病院治療と免疫療法の相乗効果?
ただ「免疫賦活物質による免疫力強化だけの効果か?」と言われると、それは素人の私には分かりません。よくこのホームページを見て下さった西洋医学のみを医療だと思っておられるお医者様から「抗がん剤が有効な確率は10~20%もあるのだから、あなたのお父様はたまたまその確率内に入っていただけで、免疫賦活物質の効果ではない」と言われる医師もおられますが、では化学療法(抗がん剤投与)だけでどれだけの人が助けられるかというと限りなくゼロに近いわずかな確率です。抗がん剤の奏功率(注:抗がん剤の奏功率というのは「癌が完全に消滅する確率」ではなく、一時的に癌細胞の増殖が止まったとか、一時的に縮小に転じたとか、少しでも効果らしい結果が得られる確率の事です)が10~20%であるということは、裏返せば残りの80~90%の人には、癌を縮小させる効果は0%、つまり効果はないということです。効果がなくても、あの恐ろしい副作用は100%近くの方にある事を忘れてはなりません。
 
私がここで言いたいのは「免疫賦活物質や免疫療法などの代替療法が絶対的である」という事ではなく、免疫力を高いレベルに引き上げることで「化学療法(抗がん剤治療)をはじめ西洋医学による治療の欠点を補える可能性がある」「抗がん剤の副作用を軽減できる可能性がある」「相乗効果で劇的なガン縮小の可能性がある」ということを言いたいだけです。
 
抗がん剤は体内で異常な量の活性酸素を産み出し、その結果として強烈な副作用を引き起こしますが、余分な活性酸素を除去すれば副作用は軽減できるはずです。この免疫力を高める物質BRMや医療補助用酵素には高い活性酸素除去能もあるとの研究データもあり、副作用の軽減に役立っているのだと思います。
 
父が実際に使用した米国UCLA研究の「免疫賦活物質」による免疫療法は、病院治療との併用をせずとも末期癌と真っ向闘えるものです。抗がん剤を投与して身体を再起不能のボロボロの状態にしてしまうよりも、抗がん剤投与せずに免疫力を高める事に専念した方が良い結果が得られる事も多々あります。 事実、病院治療なし(病院に匙を投げられた方)で、免疫賦活物質BRMだけで末期癌が改善されている例はたくさんあります。
 
ただ、私の父は抗がん剤との併用で免疫療法を実践しましたので、私が言える事は「抗がん剤のみだとガン細胞は一旦縮小しても、免疫細胞もダメージを受けており、ガン細胞の回復の方が圧倒的に早いため、その後ガンの勢いに負けてしまうことが多々ありますが、免疫賦活物質BRMなどによる免疫力強化をし免疫細胞の回復を手助けしてやると、末期癌であっても一気に消滅する事がある」という事実です。
 
今の世の中、ガン治療で「絶対」というものはないですが、父のように治療法を上手く組み合わせる事で、劇的な効果を得る事が出来る事もあるのだと思います。
 
人間は自然の中で生きている
人間は自然の中に生まれ、自然の中で生きているのですから、自然でないことをすると当然身体には大きな負荷がかかります。抗がん剤は身体に大きなダメージを与えるのは、自然なことではないからです。それが、あの苦しい・見ていられない副作用を引き起こすのです。

 
その点、機能性素材である医療機関向け免疫賦活物質BRMは副作用も無く、自然のものがベースですから、この免疫療法は良い方向へ向かうことはあっても悪い方向へ向かうことはないはずです。
 
西洋医学一辺倒のお医者様も西洋医学以外のものを頭から否定せずにもっと勉強され、製薬会社との癒着による営利目的な治療はせず、少しでも患者にとってプラスになる可能性があるのなら、積極的に免疫療法でも民間療法でも東洋医学の治療でも何でも提案するようなスタンスになって頂ければ日本の医療ももっと良質なものになると素人ながらに思います。様々な選択肢の提案をして、その上でどうするかを患者ご本人やそのご家族と話し合えばいいのです。それが理想の医師の仕事であり、本当の医療というものだと思います。医師一個人の見解で、突然の出来事に迷っている患者やそのご家族の方を、特定の偏った知識や情報で患者や家族を洗脳し、営利目的な治療や治験という名の「実験」に巻き込む権利はないと思います。
 
「免疫賦活物質BRM」と「抗がん剤や放射線治療」を併用した事によって、「末期癌が短期間に消滅する可能性がある」「副作用を抑制できる可能性がある」「化学療法(抗がん剤治療)後の回復が早くなる可能性がある」ということは私の父が身を持って証明した事実であり、現実に病院治療と免疫力を高める物質BRMによる免疫療法との併用でそういう体験をされている方が父だけでなく、他に多くおられるのも事実です。医師ももっと広い視野を持ってほしいと思います。
 
※ここ数年、ようやく日本でも西洋医学だけの治療に限界を感じているドクターが本当の意味での「患者ファースト」になりつつあり、科学的な根拠なり効果なりが立証されている医療機関専用の高品質な機能性素材を積極的に治療に使用するドクターも増えてきているようです。サプリメント外来を設けている病院も増えているそうです。

結局のところ、病気を治すのはドクターではなく患者自身の力ですので、身体を根本的に元気にする積極的な取り組みが絶対に必要です。

少し前であれば「西洋医学のみが医学である」と信じて疑っていなかったドクターが日本の99%で、どんなに海外や国内の研究機関で効果が立証されていていようともドクターは西洋医学のみに固執して治療を行って来ましたが、昨今の全国の癌治療の成績が思わしくない事に加えて、オプジーボやCART-celなどの新たな「免疫療法」が国に認められるようになり、まだまだ一部のドクターのみですが、患者一人ひとりに合ったオーダーメイドな治療をする流れになりつつあるのだと思います。欧米に比べて30年以上の遅れがあると言われてきた日本の医療ですが、ようやく患者に寄り添った、患者第一の治療が行われるようになって来たのかも知れません。
  
 

 

手術イメージ
精密検査の結果、全てにおいてパーフェクトな結果でしたが、主治医は「一応末期癌だったのだから、今後のことを考えると安全のために予定通り手術して切り取っておいた方が良いのでは?」と申し出てきました。この結果が主治医にとってあまりにも想定外の事であり、あれだけの大きさの癌があちこちにあったのにも関わらず、病院では大した効果があるはずもない治療しかしていない中、わずか3か月や4か月の短期間で幾ら精密検査をしても癌が一つも見つからないという現実に不安があったからなんでしょう。

 
確かに、CTやMRIも微細な癌細胞まで映し出せるかというと疑問だと思います。確かCTの場合、5ミリ以下の癌細胞は映らない可能性もある(断層の間隔が5ミリ程度のため)と言っていました。しかし何度も生体検査し、CTやMRIも撮りました。でも何らそれらしいものは映っていませんでした。
 
「何故そんなに切りたいのか?」と疑問を感じ、容易に手術をしようとする病院の体制に対しては、不信感と怒りをおぼえました。手術代の200万円が欲しいのか、もしくは手術を直後に予定していたのでその予定を変えるわけにはいかない事情があるのか、とにかくかなり強引に手術を勧めて来ました。手術して父の「声」と「舌」が無くなってしまうのがイヤで、私たち家族は独自に免疫療法を取り入れて頑張ってきました。それでやっとこれだけの結果が得られたというのに、病院からの申し入れには本当にビックリし正直ガッカリしました。
 
しかも、末期癌がキレイに消えたのに主治医も担当教授も喜んでいるような様子も言葉もなく、「本当に患者やその家族のことを考えているのか?」と不安になりました。看護婦さんたちだけは純粋に「凄いね、良かったね」とは言って下さいましたが。
 
主治医や教授に対し「そこまで言うからには、あなた方のご家族が私の父と同じ立場だったなら、念のためだとして声と舌を失うのを覚悟で手術をするんですね?」と聞いてみたら、明確な返答は誰からもありませんでした…。
 
「医者はリスクがあれば家族には受けさせない選択をするはず」で、だから誰も答えなかったのだと思いました。
 
家族としては、当然「手術不要!」と手術を断りました。何度か説得をされましたが、最終的には本人の意思を尊重しようということになり、父も「癌が一つも映っていないのなら、なぜ今すぐ切らないといけないのか?様子をみてもいいのではないか?声帯と舌は切ってしまうと、もう元には戻らないのだぞ!」と主治医や教授に食ってかかり、病院側も手術することを断念しました。
 
退院イメージ
父が入院していた大学病院の患者でこれだけの結果が出た事例は過去になく、「抗がん剤治療の劇的効果として学会発表の事例にしたい」とか何とか言って、病院内では結構ビッグニュースになっていた様でした。一気に父は有名人になっていたようです。

 
そのお陰で退院時には彼方此方の知らない方から声をかけていただいたり、「手術も必要とせず、完治して退院する人がいると励みになります」と言って下さる方もいらっしゃいました。毎日のように死人が出る病院では、入院している患者さんは不安と恐怖でストレスがすごく溜まっているのだと思います。私の父も、毎日母に電話して来ては「今日はxx人死んだ」とか「今日、Aさんが手術して声帯を取られた。俺もそのうちに喉を切られて声が出なくなるのかな・・・」とか「Bさんが手術したのはいいけど、どこかの神経を間違って切ってしまって失目したようだ」とか連絡してきて、よく落ち込んだりもしていた様です。そういう不安な気持ちは、患者自身にしか解からないものですね。
 
私たち家族は声が出なくなることを半分あきらめていただけに、これだけの結果が出たことを本当に嬉しく思いました。
 
 

 

良識ある医者ばかりではない
あるお医者様が言われていたそうですが、「大学病院では父の様に”末期”と診断された患者を治してはいけない」と聞きました。つまり「末期と診断された患者は、必ず棺桶に入らなければならない」と言われていたそうです。これは、”末期”と診断した事が過ちになるからだと聞きました。もし本当にそう考えているのなら大変なことです。そういうお医者様ばかりではないはずですが、冗談なのかそういうことを本気で言う医者がいるのも、これまた事実なのです。

 
また病院は、厚生労働省が認めた標準的治療法(抗がん剤、放射線、手術など)以外で治療することを嫌うと聞きました。確かに、私も免疫療法や民間療法についていろいろと病院に反対をされました。中には効果がない免疫療法や民間療法があるのも確かなんでしょう。でも免疫療法や代替療法を全否定するのはおかしいと思います。
 
これは西洋医学を学んできたお医者様は、やはり解剖学が主体ですから、免疫学については殆ど勉強されていないせいもあるのでしょう。でもこれも間違っていると思います。病院・医師は、いろいろな技術やいろいろな療法で、人の命を助けることが仕事でしょう。全ての病院、全ての医師がそうだとは言いませんが、決められたメニューの中からパターンを選び、機械的に治療しているところも少なくない中、もう少し患者の立場に立って、親身になって治療をしてほしいと思うのは私だけでしょうか?特に大学病院では、モルモットのように扱われる事も多々あります。そういう経験をされた方も多いと思います。医師も患者の声に耳を傾け、もっと信頼し合える関係作りを考えたらどうでしょうか...。
 
また医学の進歩のためとは言え、「一か八かの勝負」も勘弁してほしいものです。興味本位的な治療や、病院・医師の立場優先の治療を行っているところはたくさんあるのも事実です。良識ある真面目な医師の方には申し訳ありませんが、現実はそんなものなのです。私は治療技術が確立されていない病気(癌など)の場合は、絶対に大学病院へは入院しないと決めています。試行錯誤の一か八か勝負の治療に付き合うつもりはありません。もっと「人間」というものを理解した上で治療して下さい。我々はモルモットではありません!
 
今後は、一人でも多くの方が、私の父のように回復されることを祈り、微力ながら免疫の大切さや、現在の病院治療の盲点を広くアピールしていきたいと思います。
 
次ページ「⑤末期癌からの生還・父自筆闘病記ノート」では、父の自筆闘病記ノートに記された内容を時系列でご紹介します。 
 

難病末期癌からの生還区切り線