たくさんある「末期がんに効く」「免疫力を高める」とされる機能性素材やサプリメント。効果が期待できる本物もあればまがい物もあります。また、効果の種類も様々です。いったいどれを選択すれば良いのか判断に迷われる方はとても多いと思います。また、現在闘病中の方はすでにブロリコやアガリクス、フコイダンなど、何かは飲まれているのかも知れません。
私は米国UCLA医学部へ留学中だった親友の薦めもあり、結果として「免疫賦活作用(医療機関向けA.M.D)」と「腸内環境改善作用(医療補助用植物発酵酵素)」を選択し父を約4か月で完治へ導きましたが、ここでは癌に効く・効果があると言われる機能性素材やサプリメントの作用を大きく6つに分類して整理してみました。ひとつの作用だけを高めるよりも、いろいろな組み合わせで、高いレベルでトータルバランスを取る事で、さらに癌を叩く効果・速度が高まる可能性もあります。機能性素材やサプリメント選択の際のご参考にして下さい。
ただ、効果が噂だけのまがい物製品も多く存在するので、科学的根拠(エビデンス)が存在するかどうかの確認は必須です。
作用 | 機能性素材 |
免疫強化作用 免疫細胞活性化作用 |
米国UCLA研究・医療機関向けArabinoxylane(A.M.D)、最新世代・医療機関向け複合免疫賦活物質(A.M.D後継)、ブロリコ、アガリクス、タヒボ茶、メシマコブ、AHCC、キトサン、ニゲロオリゴ糖、天仙液等 |
新生血管抑制作用 | サメ軟骨、サメ脂質 |
抗酸化作用 | 医療補助用植物発酵酵素、カテキン、植物性SODオキシカイン、 アスタキサンチン、キャベツ発酵エキス、SOD様抗酸化食品等 |
微量栄養素補充作用 | ロイヤルゼリー、牡蠣エキス等 |
腸内環境改善作用 | 医療補助用植物発酵酵素、EF-2001菌、D-フラクション、乳酸菌、アップルペクチン等 |
アポトーシス促進作用 (癌細胞自殺自滅誘導) |
フコイダン、核酸、アガロオリゴ糖等 |
※この分類は、各製品の発売元が挙げる効果を、私なりに大きく分類したものであり、本当にその作用があるかどうか(科学的根拠 ・エビデンスがある製品かどうか)は、ご自身で十分にお調べ下さい。 有名サプリメントのエビデンス有無の参考情報:http://www.men-eki.net/ 上記サイトの情報によるとメシマコブ、カバノアナタケ、ハナビラタケでは国際データベースのヒト論文掲載はなく、アガリクス、霊芝、サメ軟骨で「ヒトで効果がなかったという報告がある」となっています。「免疫力を高める作用」「癌の免疫抑制軽減する作用」「癌闘病時の体力回復作用」これらすべてに有効なのは「シイタケ菌糸体LEM(Arabinoxylane系)」だけのようです。 論文が存在しない素材の効果効能は全て製造メーカや販売店のコメントということになります。中にはとても過大な効果効能を謳い過激な宣伝をしている製品もあるそうで、ホームページなどの宣伝文句に踊らされることなく、科学的根拠のあるものを選択する冷静さが必要だと思います。 ※「医療機関向け品質」のものは、基本的に取り扱うドクターや病医院から処方してもらい入手。私の父は「医療機関向け品質」のものを使用してステージ4末期癌を短期に完治へ導きました。 |
免疫賦活(強化)作用
人間の身体の各細胞にある遺伝子に傷が入り、細胞分裂の時に突然変異を起こして癌細胞になります。しかし、免疫システムが正常であればすぐさま癌細胞を破壊・排除します。インフルエンザやコロナウイルスなどの感染症も、免疫力強化をすれば感染や重症化を防げます。マクロファージやNK細胞などを活性化します。
新生血管抑制作用
癌細胞が生き続けて成長できるのは、新生血管のおかげです。癌が大きくなるためには、酸素や栄養を運ぶための血管を引き込む必要があります。これが出来なければ癌は栄養失調で死滅します。そして、この新生血管は転移する能力を得た癌細胞にとって絶好の血管になります。この新生血管を妨げれば、癌の息の根を止めることが出来ます。
抗酸化作用
新たな癌の発生要因のひとつである「活性酸素」を除去し、身体が酸化するのを防ぎます。
微量栄養素補充作用
癌患者の多くは、食欲不振になったり栄養の吸収が悪くなりがちで、思うように抵抗力がつかない、活力が出ないといった事が多いのが現状です。せっかく栄養のある食事、効果のある機能性食品を摂っていても身体が弱っていたのでは何にもなりません。微量栄養素(ミネラルやビタミン、アミノ酸、クエン酸等)を補給することによって、活力を取り戻して下さい。
腸内環境改善作用
癌患者の多くは栄養の吸収が大変悪く、病気の回復力が思うように進まなかったり、抵抗力がつかない、体力がない、活力が湧かないといったことが多くあります。栄養素は吸収されてこそエネルギーになり、血となり肉となり、そして自然治癒力の向上をもたらします。
アポトーシス促進作用(癌細胞自殺自滅誘導)
癌細胞が成長する過程には、必ず細胞代謝を行います。その代謝過程を阻害する事で、癌細胞自体をアポトーシス(自滅)させます。