はじめに
病気の治療はこれまで外科手術や抗生物質など西洋医学を中心とした医療でした。しかし最近になって、癌、糖尿病、動脈硬化、リウマチといった生活習慣病が社会の注目を浴びるようになりました。ところが、これらの生活習慣病は抗生物質や外科手術では治療することができません。唯一の治療方法は「予防」しかありません。
生活習慣病の予防は食生活、運動、睡眠が中心となりますが、それらを補うものとして近年、機能性食品が注目されています。
食品の中には、栄養のほかに健康維持に役立つ様々な薬的なものである機能物質が含まれています。しかし、食品は。栄養”であるという思い込みによって、食品の中の。薬的”なものは無視されてきました。その端的な事例は、大学の薬学部のなかに生薬学講座はあっても食品講座がないことです。つまり、食品ではなく、漢方の材料としての植物(生薬)の中にしか薬は存在しないと思い込んでいたわけです。
では、機能性食品とは一体どういう食品をいうのでしょうか。それは科学的な裏付けをもとに健康維持に役立つ薬効が認められた食品であるということ。またその科学的根拠は「臨床治験」と、健康性機能の発見、機能物質の化学構造の解明などの「基礎情報」の二つからなっています。
私はさまざまな学会やシンポジウムにおいて、発酵食品の効用について、植物発酵酵素によるアルコール解毒作用、抗アレルギー作用、抗糖尿病作用、抗癌作用の研究報告を行いました。特に、抗癌作用については、動物実験の段階ですが、転移を防ぐだけではなく、原発巣の癌も縮小するなどの抗癌作用を明らかにしました。
この顕著な抗癌作用については、植物発酵酵素が、リンパ球の活性化という、生体が本来もっている免疫機能の活性化を通じて、癌細胞を攻撃する作用を高めることに由来することが明らかにされています。
機能性食品は、生活習慣病の予防に大きな期待を寄せられているわけですが、今後は予防だけにとどまらず、治療の分野にもその機能が発揮されるものと期待されています。しかし、機能性食品は、これまでのように医療の片隅で科学的根拠無しに、その効果・効能を無秩序に叫ぶことは許されなくなります。
機能性食品の将来は、何はさておいても、科学的な根拠をどう作っていくかにかかっているのです。
『植物発酵酵素』って一体どんなもの?
『植物発酵酵素』が一体どのようなものなのかを説明する前に、日本人にとって大変なじみ深い「発酵食品」について少しだけ触れておきましょう。
私たちの身近にある発酵食品といえば、まず思い浮かぶのは味噌、醤油、納豆、酢、酒、みりん、漬物、鰹節などといった純日本産のもの。他にチーズ、ヨーグルト、ビール、ワイン、パンなどの海外製品も含めると、その種類は驚くほど豊富です。
これらの発酵食品は、細菌や酵母などの微生物が作り出す『酵素』の力を借りて、原材料の成分を分解しています。その後、再合成することで原材料とはまるで違った食品となるのです。
つまり、味噌も醤油も納豆も原材料は同じ大豆なのに、発酵の方法が違うだけで、味も香りも異なった栄養価の高い食品へと変化します。その上、保存性も良くなり、他の食材との相性も抜群になります。
これらの微生物は味噌や醤油だけではなく、ペニシリンなどの抗生物質、ビタミン、ホルモン、消化酵素剤など色々な物質を作り出します。そして『植物発酵酵素』もまた、こうした微生物の発酵を利用した食品の一つと考えてよいのです。
『植物発酵酵素』の原材料は、50数種類以上にも及ぶ果実や穀類などの厳選された自然素材だけを使用しています。その味は材料を種ごとすりつぶし発酵・熟成にじっくりと時間を使うので、粘り気のあるジャムのように甘いペースト状になります。
原材料は500リットル樽の中で発酵させ、全工程は梅雨時の酵母を3回取り入れるために、完成するまでには3年3ヵ月という長い年月が必要となります。
その工程を見ると、材料を樽に入れ撹絆しながら熟成を待つという簡単な作り方のようにも思えますが、酒造りなどと同様に材料を投入する順番、時間差、温度、湿度などに特殊な技術が必要となります。原料と菌を混ぜただけで、美味しい酒やワインができないのと同じ理屈なのです。
最近の研究で、発酵食品には体に有用な働きを持つ「生理活性物質」が多く含まれていることが分かってきました。
たとえば、納豆に含まれる「ナットウキナーゼ」には動脈硬化のもととなる血栓を溶かす作用があります。麹の一種である中国の紅麹にはコレステロールを下げる薬と同じ成分「コレスチン」が、味噌には血圧の上昇を抑える「アンジオテンシン変換酵素阻害物質」が含まれています。また国立がんセンター研究所の故・平山雄博士も、味噌汁を毎日飲んでいる人は胃ガンの発生率が低いという疫学調査の結果を発表しています。
たくさんの有用成分を含む『植物発酵酵素』には、まだ解明されていない未知の生理活性物質が多く含まれている可能性が高いのです。
植物発酵酵素は、菌類や酵母など微生物が作り出す「酵素」の力を借り発酵という現象により、原材料の成分を分解し、そして新たな成分を合成することによって作り出されます。
私たちの生活習慣は大きく変化し、豊かすぎる食事や偏った食事、運動不足、喫煙や飲酒、肉体的・精神的ストレスなどにより、「体が本来持つ力」を充分に発揮出来ないでいます。
また、生活環境においても私たちは、様々な病原菌、化学物質などに常にさらされており、「体が本来持つ力」は低下しています。
現代社会において、癌など生活習慣病が蔓延している原因の一つは、先に述べた生活習慣、生活環境により「体が本来持つ力」が弱体化し、抵抗力を失ってしまうためです。
では、これらにはどのように対処すればいいのでしょうか?
それには、植物発酵食品を毎日の食生活の中に上手く取り入れることが必要です。植物発酵食品は、発酵という現象により生じた様々な生理活性物質を含んでおり、「体が本来持つ力」を強化し引き出すことが出来るのです。
人間の『免疫力』と『植物発酵酵素』の関係
人間も含めた動物や植物には、病気を治そうとする力が備わっています。たとえば、細菌やウイルスなどの病原菌を排除して感染症を防いだり、ガンなどの異常細胞が発生すると機敏に察知します。
これらを体の外へと排除しようと、自己防衛機能が働くこと。つまり、自分で自分を治そうとする自浄能力が『免疫力』なのです。
では、この『免疫力』が低下している人はどうなるのかといえば、風邪をひきやすかったり、ケガをしたとき傷から進入した細菌に抵抗できず治りが悪かったりします。またガンになってしまった人を検査すると、『免疫力』が弱まっていることが多いのです。
こうした人々の免疫カアップに『植物発酵酵素』は効果的であることが各研究によって確認されていますので、次の項目から詳しく説明してみましょう。
ガンは1981年以来、常に日本人の死亡原因のトップに位置する難病ですが、そんなガンに対する『植物発酵食品』の効果について、代表的な研究報告があるので紹介したいと思います。
韓国高麗大学医科大学生化学教室の黄祐翊元教授らは、マウスを使った動物実験から『植物発酵食品』の抽出液には、「ガンの成長を抑制する抗ガン作用」があり、延命効果が期待できると発表しました。
同時に、『植物発酵酵素』の摂取によって、NK細胞の活性が明らかに増加することも報告しています(NK細胞とはガンを殺すリンパ球の一種で、その活性度が免疫力の強弱を表す)。簡単に言うなら『植物発酵酵素』には、免疫力を高める働きがあるのです。
この他、試験管レベルですが『植物発酵酵素』にガン患者特有の急激な「やせ」を食い止められる可能性があることも報告されています。
ガンを患うと1ヶ月に5キロも10キロも、やせることがあります。これは、ガン細胞が分泌するトキソホルモンLという物質に原因があり、脂肪組織に作用して、たまっている脂肪を分解すると共に、脳の食欲中枢にも作用して食欲不振をまねくのです。
この急激な「やせ」を防止する手だては今までなかったのですが、『植物発酵酵素』により、トキソホルモンLの作用を阻害できることが解りました。つまり『植物発酵酵素』を摂ると体力が維持され、抗ガン剤治療に耐え得る体力の温存が可能となるので、治療そのものがしやすくなるばかりか延命の確率も高まるのです。
また、『植物発酵酵素』には「白血病細胞の増殖を抑える」働きもあることが確認されています。このように多くの可能性を秘めた『植物発酵酵素』に、各界からは大きな期待が寄せられています。
肝臓の主な働きとしては、
- 栄養素の代謝
- 脂肪の乳化を促進し、消化を助ける胆汁の生成
- 体内でできた老廃物を取り除く
- 食品と共に入ってくる残留農薬や食品添加物などを無毒化する
などで、肝臓とは人間が生きていく上で、とても大切な働きをしてくれている臓器であることが分かります。
特にお酒を分解するためには、アルコールにより生じるアセトアルデヒドという有害物質を、肝臓で作られる『酵素』によって酢酸という無害な成分に分解する必要があります。そして最終的には、水と炭酸ガスにして排出しなければなりません。
『植物発酵酵素』は、アセトアルデヒドを解毒し無毒化する手助けをしてくれるということがわかっており、毎日の食生活に『植物発酵食品』を取り入れるだけで、大切な肝臓を守れるというのは素晴らしいことではないでしょうか。
もちろん、この毒を分解・排泄する『植物発酵酵素』の機能は、お酒だけでなく他の有害物質にも有効なことは言うまでもありません。
万田グループが生み出した『医療補助用酵素』の素晴らしさ
*本文に記載されている学術データは、『万田酵素』の開発当初から行われてきた研究です。『医療補助用酵素』は、『万田酵素』を基礎に、より磨きをかけた完全な発酵を行うために発酵期間も4年以上に延長され、平成11年7月に医療機関向けに発売された製品です。
2章までの説明で『植物発酵酵素』の有用性を理解できたと思いますが、製品としてはどのようなものが望ましいのでしょうか?
かの有名な船井幸雄氏は「人間の研究(PHP研究所刊)」の中で、万田グループが発売する『万田酵素』を薦めています。船井氏がその著書の中でおっしゃっていることを、少々抜粋させていただくと、「万田酵素は、ともかく食べればよいのです。飲む量、時間などに制約はありません。生理作用を活発にするのですから、良いことはあっても悪いことはないようです。その開発者でもある松浦新吾郎社長も、いわゆる私のいっております『本物の人』なのです」と大絶賛。その万田酵素を基礎に発酵期間を増やし、4年以上という長い年月をかけて、より磨きをかけた独自の発酵技術で作り出されたのが『医療補助用酵素』です。
『医療補助用酵素』は黒砂糖をペースに発酵させているので、甘みがあり食べやすく、また消化機能の弱い人でもスムーズに吸収できます。健康補助食品として1日1~3袋(1袋5g)が目安で、優れた植物発酵酵素の特徴を余すことなく吸収できるのです。
『医療補助用酵素』は、広島県因島、瀬戸内海国立公園の重井町で作られています。海と山に囲まれ、美しい花々とフルーツの里として親しまれており、その一角に二万一千坪という広大な土地にクリーンな工場は設置されています。
工場は常に公開されており、『医療補助用酵素』は日本独特の四季を感じながら大切に育まれているのです。その製造方法の特徴をあげてみますと、
①低温発酵
酒などを発酵させる場合ある程度まで高温の状態に保温し、短時間で発酵させます。それに対して『医療補助用酵素』の場合、低温で長い時間をかけて発酵させます。
②非熱処理
ほとんどの加工食品は日持ちをよくするために、加熱殺菌が行われます。しかし『医療補助用酵素』は、発酵によって醸し出された有効成分が失われないように加熱処理をしていません。
③水無添加・天然成分
製造工程の中で一切の水を加えません。また防腐剤、合成保存料も全く使用していません。よって内容物は原材料とその発酵によって作り出された有効成分のみとなります。
以上のように、『医療補助用酵素』は、完成された発酵技術で作られた安全で美味しい『植物発酵酵素』なのです。
植物発酵酵素『医療補助用酵素』は、大学の医学部や医療機関において実に様々な学術研究が行われています。次に上げる①~⑰は、多くの研究者が客観的な立場で研究報告したものです。
①抗ガン作用、抗酸化作用
②睾丸組織の機能増強
③食欲亢進食品としての機能
④細胞増殖(新陳代謝)を促進する作用
⑤エタノール(アルコール)性の潰瘍形成を抑制する働き
⑥ヒスタミンの作用を抑制する働き
⑦ブラジキニンの腸管収縮作用を抑制(抗炎症作用)
⑧ノルアドレナリンの血管収縮作用を抑制(偏頭痛、肩こり、冷え性、心不全などに有効)
⑨血圧の上昇を抑制する作用
⑩アルコールの解毒・代謝亢進する作用(悪酔い、二日酔いの予防)
⑪過酸化脂質の生成を抑制
⑫ストレス性胃潰瘍の形成を抑制する働き
⑬ガン患者の脂肪分解による急激な痩せを防ぐ作用
⑭白血病細胞の増殖を抑制
⑮NK活性を高めることにより、免疫力を強化する
⑯糖尿病の病態改善作用
⑰フリーラジカル(老化要因)を消去、炎症や組織障害の抑制
『植物発酵酵素』の臨床データ
病院で透析治療を受ける慢性腎不全の患者(男性20名、女性9名)に、1日8gの『植物発酵食品』を食べてもらい、透析治療によって引き起こされる不定愁訴の変化を観察・検討しました。
その項目は、①全般症状 ②疲労感 ③食欲 ④不眠 ⑤便通 ⑥心悸亢進 ⑦息切れ ⑧肩こり ⑨筋肉・関節のこり ⑩頭痛・頭重 ⑪胃痛 ⑫腹部膨満感 ⑬性生活 ⑭発汗 ⑮かゆみ。この15項目を各5段階で評価しています。
その結果、29人の患者さんのうち『植物発酵酵素』を2ヶ月間、飲み続けられたのは12人。効果は著効6.8%、有効15.0%、やや有効31.0%となり、疲労、肩こり、筋肉や関節のこわばり、頭重、腹部膨満感など何らかの改善がみられたのは、何と全体の52.8%にもなったのです。
しかし、その一方で17人は途中でやめてしまいました。その理由ですが、「何の効果もなかった」と感じた人が8人、「臭いに耐えられなかった」という人が4人。「一過性体調変動のため中止」したのが5人でした。
人工透析は肉体的にも精神的にも負担の大きい治療だが、『植物発酵酵素』を食べ続けることができれば、不定愁訴が改善され、負担を軽くする効果があると結論づけました。
この他、勃起不全の患者さん20人に対し、2ヶ月間『植物発酵酵素』を食べてもらい、その改善や効果についての報告もあります。
結果は「自覚的に改善された」11人(55%)、「無効だった」7人(35%)、「3ヶ月の投与で改善された」2人(10%)というものでした。この実数から見ても『植物発酵酵素』は男性ホルモンの分泌を活発にして、勃起を促すものと考えられます。
植物発酵酵素についての研究結果のいくつかを、作用に当てはめて説明してみたいと思います。
●ストレスによる諸症状を治す
ストレスが高まると細動脈が収縮して血のめぐりが悪くなります。すると頭痛や肩こりなどの不定愁訴がみられますが、『植物発酵酵素』を食べると、血管拡張作用により改善されるものと考えられます。
●毒性、副作用の心配なし
『植物発酵酵素』は微生物の酵素によって作られた機能性食品ですが、ラットの実験では大量に投与しても「毒性も副作用もない」ことが実証されています。食べて体調が悪くなるということは、考えられません。
●過酸化脂質の生成を抑える
老化やストレス、化学物質の摂取等によって発生する活性酵素は、体内の脂質を酸化し、有害な過酸化脂質を生成します。このように活性酵素は生体組織を酸化し、様々な病気や老化の原因となりますが、「植物発酵酵素」には、抗酸化作用があることがわかっており、体を活性酸素の害からまもってくれます。
以上のように『植物発酵酵素』には、体を活性化する秘密のパワーがあることが、科学的に実証されつつありますが、まだまだ未知の可能性がかくされており、今後も科学のメスを入れていかなければならないと考えます。
メーカーから発表されている学術論文の概要です。
抗酸化
[論文タイトル] 医療補助用酵素のフリーラジカル消去作用について(和文)
[雑誌] 基礎と臨床
[著者] 岡山大学 河合他
[論文の概要] 医療補助用酵素は、体や細胞にダメージを与える原因物質(フリーラジカル)を消去した。
[試験対象]試験管
1994年
[論文タイトル] 植物発酵産物がヒラメの赤血球の溶血と脂質過酸化に与える効果(英文)
[雑誌] Fisheris Science
[著者] 福山大学 芦田他
[論文の概要] 医療補助用酵素はヒラメの赤血球が酸化によってダメージを受けるのを抑制した。
[試験対象] ヒラメ 赤血球
2002年
[論文タイトル] ヒラメのグルタチオンペルオキシダーゼ活性と脂質過酸化に対する植物発酵産物の飼料添加効果(英文)
[雑誌] Fisheris Science
[論文の概要] 医療補助用酵素はヒラメの血清と肝臓が酸化によってダメージを受けるのを抑制した。医療補助用酵素は体や細胞が酸化するのを防ぐ酵素を活性化させた。
[試験対象] ヒラメ 血清・肝臓
2006年
癌
[論文タイトル] 医療補助用酵素の抗癌および免疫増強作用(英文)
[雑誌] Natural Product Sciences
[著者] 高麗大学校 黄他
[論文の概要] 医療補助用酵素は担癌マウスの生存期間を延長させた。
万田酵素は癌が大きくなるのを抑制した。医療補助用酵素は癌の増殖を防ぐリンパ球を活性化させた。
[試験対象] マウス 全身
1996年
[論文タイトル] 医療補助用酵素の術後 NK 細胞活性低下におよぼす効果(和文)
[雑誌] Biotherapy
[著者] 佐賀社会保険病院 山本他
[論文の概要] ガンを手術した後は、免疫力が低下することが知られている。医療補助用酵素は、手術後の免疫力低下を早期に回復することが確認された。
[試験対象] 人間 全身
1999年
[論文タイトル] 植物発酵食品の抗腫瘍効果と肺転移におよぼす影響(和文)
[雑誌] 日本体質学雑誌
[著者] 愛媛大学 木村他
[論文の概要] 医療補助用酵素はマウスの癌の成長を抑制した。医療補助用酵素はマウスの癌の肺への転移を抑制した。
[試験対象] マウス 全身
1999年
[論文タイトル] ヒト乳癌細胞の成長抑制と発酵健康補助食品 : 試験管内及び生体内での研究(英文)
[雑誌] Annuals of the New York Academy of Sciences
[著者] ミラノ大学 マロッタ他
[論文の概要] 医療補助用酵素はマウスの生体内試験においてヒト乳癌細胞を減少させ、生存率を上昇させた。
[試験対象] マウス 乳ガン
2009年
癌・抗酸化
[論文タイトル] 医療補助用酵素の抗酸化ならびに抗癌作用(英文)
[雑誌] Biochemical Archives
[著者] 高麗大学校 金他
[論文の概要] 医療補助用酵素は肝臓ならびに肺が酸化によってダメージを受けるのを抑制した。医療補助用酵素は癌細胞が大きくなることと、癌細胞が肺に転移するのを抑制した。
[試験対象] マウス 肝臓・肺
1998年
[論文タイトル] 発酵食品抽出物の試験管内における抗酸化と抗癌活性(英文)
[雑誌] Journal of Food Biochemistry
[著者] 順天第一大 金他
[論文の概要] 医療補助用酵素に「癌細胞増殖を抑制する成分」と「体の酸化を引き起こす物質を消去する成分」があることが確認された。
[試験対象] 試験管
2003年
ストレス
[論文タイトル] 医療補助用酵素は情動ストレス性胃潰瘍の形成を抑制する(英文)
[雑誌] International Journal of Stress Management
[著者] 岡山大学 河合他
[論文の概要] 強いストレスを受けると、胃は自らを消化してしまい潰瘍(穴)が生じる。 ラットを用いた試験では、医療補助用酵素は胃潰瘍ができるのを抑制した。
[試験対象] ラット 胃潰瘍
1997年
[論文タイトル] ヒラメの熱ショック応答に対する植物発酵産物の投与効果(英文)
[雑誌] Fisheris Science
[論文の概要] ヒラメに医療補助用酵素を投与することにより、熱・環境変化などによるダメージから体を守るタンパク質の増加が確認された。
[試験対象] ヒラメ 体外からのストレス
2009年
飲酒
[論文タイトル] アルコール投与後の血中アセトアルデヒド濃度に与える医療補助用酵素の抑制効果(和文)
[雑誌] Progress in Medicine
[著者] 岡山大学 河合他
[論文の概要] 医療補助用酵素は飲酒時の二日酔い、肝機能低下の原因になる物質(アセトアルデヒド)の量を低下させた。
[試験対象] 人間 肝臓
1998年
性機能
[論文タイトル] 医療補助用酵素の性機能に対する基礎的並びに臨床的研究(和文)
[雑誌] Journal of the Japanese Society of Impoence Research
[著者] 山口労災病院 越戸他
[論文の概要] 男性ホルモンの低下は、性機能障害などさまざまな症状を引き起こすことが知られている。医療補助用酵素を食べることにより、男性ホルモンの量が増加し性機能改善の可能性が示された。
[試験対象] 人間 性機能障害
1989年
感染症
[論文タイトル] 植物発酵産物がヒラメの非特異的免疫機構におよぼす免疫賦活効果(英文)
[雑誌] Fisheris Science
[著者] 福山大学 芦田他
[論文の概要] ヒラメに医療補助用酵素を投与することにより、白血球が活性化し免疫が向上した。
[試験対象] ヒラメ 全身
2005年
更年期・骨粗鬆症
[論文タイトル] 植物発酵産物の卵巣摘出ラットにおける体重と体脂肪および骨代謝に対する影響(英文)
[雑誌] Journal of Nutritional Science and Vitaminology
[著者] ニチニチ製薬株式会社 嶋田他
[論文の概要] 医療補助用酵素は卵巣摘出し、女性ホルモンが減少したラットの体重と体脂肪増加を抑制することが示された。
[試験対象] ラット 体重増加・体脂肪
2004年
抗酸化・抗老化
[論文タイトル] 医療補助用酵素のフリーラジカル消去および鉄誘導てんかん焦点ラットにおける脂質過酸化抑制作用(英文)
[雑誌] Food and free radicals
[著者] 岡山大学 河合他
[論文の概要] 医療補助用酵素は神経ダメージ、外傷性けいれん発作、老化を抑制することが期待される。
[試験対象] ラット 脳神経
2004年
[論文タイトル]
植物発酵食品万田酵素は老齢ラットの脳における脂質過酸化を抑制する(英文)
[雑誌]Neurochemical Research
[著者]岡山大学 河合他
[論文の概要]
万田酵素は体や細胞が酸化によってダメージを受けるのを抑制し、高齢者の脳の酸化的障害を防ぐのに有効であると考えられる。
[試験対象]ラット 脳
1998年
血栓の形成
[論文タイトル] 自然発酵食品医療補助用酵素中の抗トロンビン活性を持つ多糖体の精製と部分構造の決定(英文)
[雑誌] Agriultural Chemistry and Biotechnology
[著者] 順天第一大 金他
[論文の概要] 医療補助用酵素は血栓を予防する成分が含まれていることが明らかとなった。
[試験対象] 試験管 血栓
2000年
臨床症状・毒性
[論文タイトル] 血液透析患者の不定愁訴に対する医療補助用酵素の基礎的ならびに臨床的研究(和文)
[雑誌] 基礎と臨床
[著者] 松山西病院 多嘉良他
[論文の概要] 医療補助用酵素は血液透析患者の不定愁訴(疲労感、肩こり、筋肉や関節のこわばり、頭重感および腹部膨張感)を改善した。
[試験対象] 人間 全身
1989年
放射線障害
[論文タイトル] 植物発酵産物のX線照射に対する防御効果~小腸の腺窩再生に与える影響~(和文)
[雑誌] 日本未病システム学会誌
[論文の概要] 医療補助用酵素は放射線照射で傷ついた、小腸組織の再生を促進し、放射線による障害を軽減する効果が認められた。
[試験対象] マウス 小腸
2006年
成長、飼料
[論文タイトル] ヒラメの肝臓の脂質過酸化におよぼす植物発酵産物の飼料添加効果(英文)
[雑誌] Suisanzoshoku
[著者] 福山大学 芦田他
[論文の概要] 医療補助用酵素はヒラメの肝臓が酸化によってダメージを受けるのを抑制した。ヒラメに医療補助用酵素を与えると、体重がわずかに増加した。
[試験対象] ヒラメ 肝臓
2002年
[論文タイトル] 若鶏の成長指標、血液指標、屠体形質、腸管組織に与える植物発酵生産物の効果(英文)
[雑誌] British Poultry Science
[著者] 香川大学 Lokaewmanee他
[論文の概要] 植物発酵物の投与により、若鶏の増体量・飼料効率が上昇した。植物発酵物の投与により、若鶏の腸管上皮組織が顕著に発達した。若鶏の成長促進は、飼料効率upや短期飼育といったメリットをもたらした。
[試験対象] ニワトリ 腸・体重
2012年
さらにグレードアップ!
父が当時服用していた医療補助用酵素は、2020年に万田発酵さんは医療機関向け製造から撤退をされてしまいました。現在の万田酵素は一般市販品しか販売されていないようです。愛用していただけに廃盤となってしまい非常に残念です。
2024年現在は別メーカーがほぼ同じ製法で、原材料数が倍となった最新型の医療補助用酵素が誕生しています。旧型以上に腸内環境改善効果、バランスの取れた栄養素・ミネラル等の摂取効果、生きた酵素の補充効果などがあり、癌治療に必須の「自然治癒力強化向上」にとても役立っています。