末期癌から生還した父の闘病記
というものの、我が家にも親戚にも医療の知識を持ったものは一人もいません。しかも当時も今現在も、人類はまだ癌を100%確実に治せる治療法を確立できていません。つまり、どの治療法も不完全な状況です。どうしたら良いのか?
当時も今現在も「標準治療が絶対的な治療法だ」と言う医師や専門家が多くいますが、調べてみれば現実はその標準治療も完璧には程遠い状況ですし、末期癌治療においての治療成績は正直ガッカリさせられます(国立がん研究センター発表のデータをご自分の目でご確認下さい)。医師からすれば、昔は全く歯が立たない敵だった癌が「ここまで闘えるようになった!」「多少延命出来るようになった!」と喜んでおられるのかも知れませんが、患者側からすれば「治療する=後遺症なく完治する」のが当たり前の目標で、全く喜べる治療成績ではありません・・・。勿論、その他治療法はもっと酷いものが非常に多いので、それも問題です。
末期癌である父の場合、標準治療のみに固執をして末期癌と闘うことは、標準治療の副作用や後遺症で100%苦しんでQOL(生活の質)を犠牲にし、最期は「片道燃料しか積まずに出港して行った戦艦大和」のように、明らかに酷い負け戦になると我が家は判断しました。末期癌患者の最期は、体には点滴の管が多数繋がれ、自分で食事を摂る事も起き上がることも出来ず、やせ細って骨や筋だけになり、痛みにひたすら毎日耐えて、変わり果てた姿でこの世を去る・・・それが本当に人間らしさを考えた正しい癌治療なのでしょうか?父が「それで良かった」と思うはずもありません。
少なくとも大切な父に、そのような流れになることが分かっていながらそんな無謀な闘いをさせるわけにはいきません。完治が無理であるというのなら、せめて過剰な標準治療で余計に苦しんだりすることがないように配慮してQOLを保ちつつ、残り少ない時間は最大限人間らしい生活を最期まで出来るようにしてあげたいと家族は願いました。
実はこの考え方こそが、90年代後半からの米国や欧州各国の癌との向き合い方だったりします。標準治療のみに固執して「癌をとにかく叩きまくる」治療は、結果としてQOLを落とすだけでなく延命にも繋がらないと医療先進国の米国や欧州各国は気づき、その後はQOLを最大限に高めることを最優先として、必要であれば標準治療を組み合わせるという考え方に癌治療は大きく変わっています(そのお陰で世界では癌治療の成績が大きく改善されています)。
実のところ当初は、標準治療の治療成績に絶望したのもあり「父の末期癌を絶対に消してやろう!」というよりも、「父のQOLを何よりも大切にして、なるべく父が苦しまないようにしよう」「父の最期をいかに人間らしく迎えられるか」ということを家族は優先的に考えて、色々と調べようとしていました。
我が家に医療従事者がいないのであれば、知り合いで頼れる人がいないかを徹底的に探してみる努力をしました。また色々な情報源から「癌を克服した人」の情報を集めようとしました。先人の知恵はとても貴重なもので、サッカーが上手になりたいならプロのサッカー選手に学べば良いように、末期癌を治したいなら「末期癌を克服した人」から色々と学べば良いはずです。残念ながら当時は「末期癌を治した方」を見つけられませんでしたが、色々な人に相談をしたりしているうちに非常に役立つ知識を頂いたり助けて頂いたりして、QOLを維持しつつ父の進むべき一つの方向性が見えて来ました。
我が家の方針としては、標準治療をベースとしつつ、主に「免疫力を高める事」「腸内環境を改善する事」の2つを癌治療に積極的に加えて、日常生活のあらゆる部分において「健康的な改善」を行うことを目指すこととしました。
勿論、標準治療よりも他の治療法はもっと治療成績が酷く、エビデンス(科学的根拠)が丸でないトンデモ治療法が今も昔も世に溢れています。「エビデンス」は非常に大切です。我が家も最初は焦っていて噂レベルの健康食品を取り入れたりしましたが、すぐさまエビデンスのある治療法だけに切り替えました。
やはりエビデンスがしっかりとあるものは、父のQOL維持に非常に役立ちました。標準治療の副作用が非常に軽減されるなどの効果や、白血球の戻りが驚くほど早いなどの好結果は、父の身体やメンタルをとても救ってくれました。
●一般的にはまだまだ不治の病というイメージが強い末期癌…。末期癌と診断・宣告されたら、やはり諦めるしかないのだろうか? |
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●すでに末期癌特有の違和感、痛み、酷い症状がある父。病院(西洋医学)では一般的にどのように末期癌治療は進められていくのだろうか? |
●人類は西洋医学のお陰であらゆる病気を克服してきた…だから西洋医学はとても最先端で素晴らしい治療法のはず。しかしデータを見る限り、西洋医学で末期癌はほぼ治せないのが現実…。西洋医学だけを信じて頼って本当に大丈夫なのだろうか?「最後に主治医から匙を投げられて裏切られた」という話もよく聞くが…。 |
●標準治療による末期癌治療は、どこまでが限界で、どんな点が問題となるのだろうか? |
●末期癌は下手に治療をするより「何もしない」方が長生き出来るというのは本当なのだろうか? |
●末期癌で治るのは、やはり奇跡に奇跡が重なった人だけなんだろうか? |
●医療先進国アメリカや欧州で進んでいる末期癌・補完代替医療や統合医療。色々な種類があるが末期癌に対して本当に効果が見込めるのはどれなのだろうか? |
●昨今、末期癌治療においても非常に大切だと言われる「免疫力を高めること」。では免疫力で末期癌を治すことは本当に可能なんだろうか?免疫力を高める具体的方法にはどんなものがあるのか? |
●末期癌は生活習慣病のひとつだと言われるが、どのように生活習慣を改めれば良いのか?末期癌患者に必要な食事は?運動は?睡眠は?ストレスコントロールの方法は? |
突然父が末期癌と診断され、私はこのような事をまずは調べなければならないと思い、一つひとつ自分なりに調べることから始めました。父の末期癌を完治させるために集めたその情報を、私は出来る限り理解し、取捨選択をして、主治医が何と言おうと、自分が最善だと信じたことを組み合わせて治療を進めていこうと決めました。
人生も同じですが、選択の積み重ねによって、ある一つの結果に辿り着きます。正しい選択を積み重ねることが出来れば、父は改善・完治するはずです。
また、末期癌患者を持つ家族として、患者が前向きになるよう色々と考えないといけません。「病は気から」であり、やはり患者自身が「末期癌でも克服出来る」という具体的イメージを持ち、治療に対して前向きな気持ちになる必要があると思います。
・免疫力向上(自然免疫・獲得免疫・NK細胞の活性化)
・生活改善(食生活・睡眠など)
・腸内環境正常化と消化器官活性化
・体力向上(適度な運動・筋力アップ)
・ストレスコントロール(不安や恐怖心の排除)
などなど、日本の医師や病院が教えてくれない癌克服に必要な条件や要素の詳細も、なるべく具体的に記してありますので、ご参考にして頂けたらと思います。末期癌と闘って改善や完治へ導くためには、上記のすべての要素を高いレベルで満たす必要があります。必ず癌治療の中に取り入れ組み合わせて下さい。
左「ヴァル・キルマー」/右「トム・クルーズ」
New York Times Magazineによりますと、その後の気管切開手術と長い化学療法のために、キルマーさんは声を失いました。2020年には、4年間ガンが再発しなかったことが確認されたものの、現在はチューブで栄養をとりながら生命を維持しています。
●トム・クルーズが熱望したキルマーの復帰
ヴァル・キルマーさんが映画「トップガン・マーヴェリック」でアイスマン役を再び演じたことは、奇跡という言葉だけでは片付けられません。2018年、The Hollywood Reporterによってキルマーさんの続投は報じられていましたが、ファンや批評家の間からは彼の病状を心配する声が上がっていました。
キルマーさんの復帰はクルーズさんの強い希望によるものでした。プロデューサーのジェリー・ブラッカイマーさんは、「トムは『トップガン』の続編を作るなら、ヴァルが参加しなければ意味がないと強く主張していました」とPeople誌に明かしていました。
1986年公開の『トップガン』で、キルマーさんは「トム・“アイスマン”・カザンスキー」役を演じました。全米からエリートパイロット(トップガン)を集めた訓練校で、クルーズさん演じる「ピート・“マーヴェリック”・ミッチェル」のライバル訓練生となる男です。アイスマンとマーヴェリックは、生真面目な優等生と体制に反感を持つアウトサイダーという正反対のキャラクターです。2人はお互いに反発し合いながらも影響を与えあい、訓練校のトップにのぼりつめていきます。
アイスマンとマーヴェリックの関係性は、トップに立った2人だけが共有できる深い信頼と尊敬から生まれたライバルというかたちで、『トップガン マーヴェリック』にもしっかり受け継がれています。
なお、劇中でのキルマーさんの声は、英スタートアップ企業のソナンティックの協力を得て、最新のAI技術を駆使して再現されたことが明かされています。
通常、癌は健康診断や人間ドックで見つかるか、何か良くない症状が現れて精密検査を受けて診断され、普通の病院へ入院されて治療を進めるという流れになると思います。病状やステージによっては西洋医学によるガン治療は大きな成果が得られますので、ガン治療の第一選択肢は「標準治療」であることは間違いありません。
但し、厚生労働省の指導に従い一部の医師が言っている「標準治療のみが最善のガン治療、最高のガン治療であり、その他治療法はガンの治療に役立たない」「標準治療だけに確実な効果があるとして国は認めている」というのは、欧米諸国のガン治療の考え方とは大きく違うものですしウソも含まれていますから注意が必要です。
また、ガン治療の世界においても不都合な真実はたくさんあり、例えば「抗癌剤で白血病以外のガンは完治しない」ことを厚生労働省、一部の良識ある医師は認めていますが、まだまだ多くの医師は知ってか知らずか認めようとしていませんし、教えてくれることもありません。こういった点も真実がどこにあるのかしっかりと自分自身で調べて理解する必要があります。日本においては「国(政府や厚生労働省)が言ってるから!」「TVや雑誌(大手メディア)が言ってるから!」「大手製薬メーカーが言ってるから!」は一番危険な判断基準です。国民の事を第一に考えるまともな政治家や官僚が少ないことは、もう皆さんご存じのはずです。
私の父のように西洋医学によるガン治療では実質延命治療でしかなく完治が見込めない、手術で非常に大きな後遺症が残るなど、西洋医学だけでは望む結果が得られない場合は、潔く標準治療を一部または全てを拒否するのも一つの方法です。
その判断・決断を正確に下すためにも、まずは西洋医学による標準治療を詳しく正しく知る必要があると思います。
ごく普通の西洋医学による「癌発見から検査、診断、治療」という流れを以下の別サイトにまとめて詳しく分かりやすく記してありますので、入院(退院)手続きの流れ、西洋医学による検査・治療の流れ、主治医や看護師から耳にする医学用語、検査機器の詳細、チーム医療の体制、癌の部位別の診断方法・ステージ判断・治療方法、最新のロボット支援手術「ダビンチ」や新しいガン免疫療法(免疫のブレーキを解除するチェックポイント阻害薬)として有名な「オプジーボ」など、まずは病院治療・標準治療の一般的な知識習得のためにご参考に読んで頂ければと思います。
末期癌について調べているうちに「末期癌と真っ向闘うには免疫力を高める必要性がある」という事を学び、免疫療法先進国であるアメリカへ目を向けた私は、当時米国UCLA医学部(アメリカ・カリフォルニア州立大学医学部/PhysiologicalScience)に留学中だった親友に相談をして、免疫力の大切さや、ガン治療先進国である欧米諸国の末期癌治療の考え方などを学ばせてもらいました。また、米国UCLA医学部留学中だった親友のお陰で、米国UCLAにて研究中だったエビデンスのしっかりある免疫賦活物質と出会い、それを父のガン治療に取り入れて免疫力を強化しました。その医療機関向け専用の免疫賦活物質が、父の末期癌完治に大いに役立ったのは闘病記を読んで頂ければ分かると思います。その免疫賦活物質についても、皆さんからの質問が非常に多いのでご参考までに記しておきます。
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